鳥獣罠による捕獲通知装置の試作が出来ました!
製作意図は?
年間数億円にのぼるイノシシやシカによる農作物被害に対する害獣捕獲業務の負担を軽減するために、ICTを利用した罠の監視や遠隔で罠を制御する装置などの導入が進んでいます。
当社では、近隣の市町村役場や捕獲者の意見を参考にして、箱罠(はこわな)や括り罠(くくりわな)にイノシシ等の鳥獣が捕獲されたことをスマートホン等にメール通知できる鳥獣罠による捕獲通知装置の試作品を作ってみました。
捕獲通知装置はこんなイメージです。
装置のイメージを下の図に示します。
箱罠または括り罠に獲物がかかると「柵が落ちる動き」や「動物の動き」により紐が引っ張られて装置の下にくっ付いている磁石が外れる仕掛けとなっています。
磁石が外れることにより獲物がかかったと判断し、予め設定しておいたメールアドレス(あるいはLINEアプリ)に通知しますので、罠に獲物がかかったことを瞬時に知ることが出来ます。幾つも罠が設置されていることを想定し、どの罠に獲物がかかったのかを地図により捕獲地を確認することも出来ます。
特長
当社が開発した捕獲通知装置は簡単な構造ながら以下の特長があります。
◆たくさんの箱罠に設置することを可能とするために、できるだけ低価格・低ランニングコストで提供できるように材料・通信プランを厳選しました。
◆本装置を設置した場所で装置に貼られたQRコードをスマートホンにより読み取ることで、簡単に地図上に設置場所を登録することが出来るようにしました。
◆電池駆動で1年以上稼働できるように省エネ設計しました。
装置貸出し(モニター)のご案内です。
これから10台程度の貸出器を製作し、実際に使ってみて使用感や改善点などのご意見・ご感想を頂ける方へ無償で貸出を行う予定です。
装置にご興味があれば弊社ホームページの「お問合せ」からご連絡をお待ちしております。また、ご意見・ご質問なども承っておりますのでお気軽にご連絡ください。